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水生植物コウホネのご紹介

未整備水路に自生する可憐なコウホネの花
自生する可憐なコウホネの花
移植したコウホネ、右手が記念プレート
移植したコウホネ、右手が記念プレート

 小其塚(おそのづか)地区*1では希少植物コウホネを地域のシンボルとして保護しています。
 平成15年、地区の圃場整備事業に伴い、水路に自生するコウホネを保護したいという機運が高まり、事業関係者や一般参加者など多数の方の手で移植が行われました。これを機にコウホネを説明する記念プレートが立てられたので、以下にその内容を紹介します。

「コウホネ」Nuphar japonicum(スイレン科コウホネ属)

 コウホネは、日本原産で北海道から九州まで広い地域にわたり自生し、水中葉を持つスイレン科の多年生草本の水草です。
 主として小川、小溝、池沼などに生育し、水底の泥の中に太い地下茎があり、白色で葉の跡が点々とあり、根茎の内部は白く、乾燥したものは動物の骨に似ているので、川の中にある骨というところから「河骨(コウホネ)」の由来となっています。

 葉は、水中葉と水上葉があり、水中の葉は薄く細長く、水底にあって水面には出てきません。水上葉は長心臓形で水深の浅い場所では立ち上がって抽水葉となります。

 花は、6月から9月にかけて次々と咲き、夏に直立した長い花茎を出し、その先端には黄金色の花をつけ、1本の茎には花は1つで、5〜6つの花弁からできていますが、これはがく片で、大きさは直径3cm内外、やや椀状に開いて可憐です。真の花弁は、雄しべの下に輪列しています。花色が赤色になるものはベニコウホネ、また八重咲きのものなど変種もあります。

コウホネの図)

 根茎は、浄血及び止血薬として広く婦人病に用いられたり強壮薬として疲労回復に、発汗薬として風邪に、健胃薬として胃腸病などの家庭薬に配合されるほか、打撲による腫れや痛みにも用いられます。

 コウホネは、湖沼や小川などが減少するとともに、ほかの水生植物同様に、自生の物が減っています。
 小其塚地区に分布する日本固有種である「希少植物コウホネ」を地域のシンボルとして保護しましょう。

小其塚地域活動づくり推進協議会

米沢平野土地改良区

小其塚環境保全会

*1)小其塚地区は山形県東置賜郡高畠町の西部にあり、米沢市と境を接し鬼面川右岸に展開する水田地帯です。

小其塚の位置図


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